小学校入学式PTA会長祝辞挨拶書き方の5W1H
小学校入学式PTA会長祝辞挨拶文の書き方についておさえておくべきポイントを、情報を伝える基本的なフレームワークであり、伝えるべき内容を作文するうえでの基本でもある5W1Hになぞらえて、まとめました。
盛り込むべき内容やNGな言葉、注意点、書き方ノウハウなどがある項目については、合わせて記します。
いつ(When):小学校入学式PTA会長祝辞挨拶が必要なタイミングは?
小学校入学式(PTA会長祝辞挨拶をする日)に、
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それまで期間に何をすれば良いのかというと、
PTA会長祝辞挨拶原稿を作りあげ、音読して練習します。
同時に、感動をもたらす挨拶にするために、メンタル面とフィジカル面の対策をとります。
入学式,卒業式PTA会長祝辞,保護者代表謝辞で感動して涙するとは、どんなスピーチ挨拶?
どこで(Where):小学校入学式PTA会長祝辞挨拶がスポットライトを浴びる場所は?
小学校入学式会場で、
だれが(Who):小学校入学式祝辞の当事者(と列席者)は?
小学校PTA会長が、
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PTAは、Parent-Teacher Association の略称で、各学校で組織された保護者と教職員による社会教育関係団体で、全ての児童生徒のためのボランティア活動というのが本来のあり方です。
なお、入学式の主催者は学校長で、PTA会長は入学式の共催者という位置づけになります。
このため、PTA会長として"Parent"を指す呼び名は、「父母」や「父兄」ではなく「保護者」がベストです。
例えば、両親が揃っていない家庭やシングルマザーに「父母」では配慮不足となりますし、「父兄」という呼び名は家長=男という伝統的な男性社会の名残なので、配慮と消去法で相応しい言葉を選ぶと、「保護者」という呼び名になります。
列席者には保護者のほかに、教職員、新入生、在校生(上級生)、来賓がいます。来賓とは招待を受けて訪ねて来たお客様で、市区町村の議員や教育関連部署の方、著名OB、学校の創立や発展に功労があった方、地域の秩序や安全に貢献されている方などが一般的です。
なにを(What):PTA会長は祝辞挨拶について何をすべきか?
祝辞挨拶を(事前に原稿作成し、当日はスピーチを全うする)、
どんな目的で(Why):PTA会長祝辞挨拶を進めようとしている背景は?
小学校に入学してくる新一年生を祝福し、教職員や上級生に対しては新入生をより良く導いてくれるよう願う目的で、
どのように(How):PTA会長祝辞挨拶はどのように作文し、スピーチすべきか?
厳かに、祝福の気持ちを込めて、
また、わかりやすい言葉を使い作文します。
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話す相手ごとのポイント
新入生に対する挨拶のポイントしては、幼稚園や保育園の卒園式が終わったばかりの6歳児ということを念頭に置きます。通学路や学校、先生、新しいともだちにも十分慣れておらず、不安が沢山あります。その反面、小学生として送っていく幼稚園や保育園とは違う毎日の生活や友だち、勉強への期待もあります。これからの生活に期待出来るような内容を盛り込むとテンションがあがることでしょう。
保護者に対する挨拶のポイントしては、お祝いの言葉をかけるのに加え、小学校の状況次第ですが、可能ならばPTA活動への参加を呼びかけます。PTA活動への参加は原則として任意なので、くどい勧誘にならないていどにおさえます。
先生方や来賓に対する挨拶のポイントしては、無難に抜けなく、しっかりとした挨拶が大事です。
例えば、都市やその近郊では、登下校時に地域の有志が見守り隊というようなボランティアで、児童の安全を後方支援している所があります。このような陰働きをして下さる方たちへの言葉も添えることで、児童も学校も保護者もご当人たちもすべてが良く廻る学校生活になります。
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以上のように、情報伝達の基本的なフレームワークである5W1Hにしたがってお伝えしたので、PTA会長祝辞挨拶の作文にあたって、盛り込むべき内容や視点などの情報についても、わかりやすくもれなくご理解いただけたと思います。
小学校入学式PTA会長祝辞挨拶書き方–構成と起承転結
小学校入学式PTA会長祝辞挨拶で話すべき内容と順序
小学校入学式PTA会長祝辞で話す内容と順序としては、
1. まず、どんなPTA会長なのかを自己紹介し、
2. 新入生とその保護者に向けてお祝いの言葉をかけ、歓迎し、
3. 教職員へは在学中の教導を願い、
4. 在学生に対しては新入生が成長する手助けを要請し、
5. 最後に、祝辞を述べた年月日とPTA会長氏名を述べます。
以上の順序で内容を盛り込めば作文もしやすいですし、流れが自然です。
小学校入学式,PTA会長祝辞挨拶の構成と起承転結
小学校入学式挨拶文の構成においても「起承転結」を用いるのがオーソドックスです。述べて来た内容を起承転結の中に調和して構成すると、入学式の言葉として整うことでしょう。おおよそ次のような書き方になります。
起:祝辞の冒頭
PTA会長の簡単な自己紹介で始めます。新入生と保護者に向け入学式にあたってのお祝いの言葉を述べ、来賓に対して列席してくれたお礼の言葉を述べます。
承:新入生に向けて勉強をしっかりしていくよう励まし、学校生活・行事を通した成長を祈ります。
転:新入生が学校生活を順調に送れるように教職員へ教導を願い、
在学生に対しても新入生への支援を要請します。
結:結びの言葉を述べ、年月日とPTA会長氏名で締めくくります。
小学校入学式PTA会長祝辞挨拶の例文
「起承転結」の構造が分かりやすいように、シンプルな小学校入学式PTA会長祝辞挨拶の文例を示します。
起:簡単な自己紹介で始め、新入生と保護者に向け入学のお祝いの言葉を述べる。
ただ今ご紹介いただきましたPTA会長の□□と申します。PTAを代表してお祝いの挨拶を申しあげます。
新入生の皆さん、保護者の皆さん、つい先月までは幼稚園や保育園に通っていたわけですが、今日から小学校一年生ですね。おめでとうございます。
承:新入生に向け、しっかり勉強していくよう励まし、学校生活を通した成長を祈る。
幼稚園や保育園では先生に甘えることもあったかと思いますが、今日からは皆さんは学生になりました。小学校は自分自身で、あるいは、みんなで、さまざまな学科について勉強し、理解を深める場所です。
また、勉強ばかりでなく運動会や遠足、いろんな行事もあります。頭だけでなく体も鍛えながら、これからの六年間でたくさんの友達を作っていってください。
転:教職員に対して、新入生へ教導を願い、在学生に対しても新入生への支援を願う。
校長先生をはじめ教職員の皆さま、地域の皆さま、新しい生活に入り、何かと不慣れな新一年生に対しても、上級生たちと同じようにあたたかいご教導をいただきますよう、どうかお願い申しあげます。
上級生の皆さんは、ひとつずつ学年が上になり、少し大人になったわけです。新一年生もみなさんのように大きく育つことができるように、お兄さん、お姉さんとして、いつでも力を貸してあげてください。
結:結びの言葉を述べ、年月日とPTA会長氏名を述べて締めくくる。
一年生が、六年間の小学校生活を心豊かで有意義に送ることができますようお祈り申し上げ、PTAからのお祝いの言葉とさせていただきます。
令和○年 四月○日
△小学校PTA会長 □□□□
動画でまとめてみました。
〈小学校入学式,PTA会長祝辞挨拶の構成と例文〉
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