中学校入学式PTA会長祝辞,保護者代表挨拶,書き方の5W1H
PTA会長祝辞,保護者代表挨拶文の書き方のポイントを、情報を伝える作文をするうえでの基本とされる5W1Hに沿って記しました。小学校入学式の挨拶文についての記事ですが、あらましは中学校入学式についても同様ですので、まずご覧ください。
小学校入学式,PTA会長祝辞挨拶の書き方と例文
入学式当日までの期間も有効に使うようにしましょう。
祝辞挨拶原稿を作りあげ、音読して練習しておきます。特に普段大勢の人前で話すような機会がない場合の不安は、声を出してスピーチ原稿を読む練習によって、払拭されていきます。
同時に、感動をもたらす挨拶にするために、メンタル面とフィジカル面の対策をとります。これらの対策については、次のページにまとめました。
入学式,卒業式PTA会長祝辞,保護者代表挨拶で感動して涙するとは?
中学校入学式PTA会長祝辞,保護者代表挨拶の書き方–構成と起承転結
中学校入学式PTA会長挨拶祝辞で話すべき内容と順序
さて、中学校入学式においてPTA会長祝辞で話す内容と順序としては、
1. PTA会長として自己紹介し、
2. 新入生と保護者にお祝いの言葉をかけ、歓迎し、
3. 教職員へは新入生に対する教導を願い、
4. 上級生に対しては新入生が成長する手助けを要請し、
5. 締めで、祝辞を述べた年月日とPTA会長氏名を述べます。
以上の順序で内容を盛り込めば作文もしやすいですし、流れが自然です。
中学校入学式,PTA会長祝辞,保護者代表挨拶の構成と起承転結
中学校入学式あいさつ文の構成においても、結婚式で行なわれる挨拶など他の挨拶文と同じように、「起承転結」を用いるのが一般的です。上記内容を起承転結の中に調和させた祝辞として構成すると、新入生によせる言葉として相応しくなります。次のような書き方になります。
起:PTA会長の簡単な自己紹介で始めます。新入生と保護者に向け入学式にあたってのお祝いの言葉を述べ、来賓に対して列席してくれたお礼の言葉を述べます。(来賓に関してはあいさつの中で触れることが大事なので、「起」に限らず文意が通り易い箇所で他の列席者と合わせてお礼するパターンもあります。)
承:新入生に向けて中学時代特有の注意点や活動のポイントを示し、勉強や生活を堅実に行なっていくよう励まし、学校生活・行事を通した成長を祈ります。
転:新入生が学校生活を順調に送れるように教職員へ教導を願い、
上級生に対しても新入生への支援を要請します。
結:結びの言葉を述べ、年月日とPTA会長氏名で締めくくります。
中学校入学式PTA会長祝辞挨拶の例文
「起承転結」の構造が分かりやすいように、中学校入学式でPTA会長が述べる祝辞挨拶のシンプルな文例を示します。
起:簡単な自己紹介で始め、新入生と保護者に向け入学のお祝いの言葉を述べる。
ただ今ご紹介いただきましたPTA会長の■■と申します。PTAを代表してお祝いの言葉を述べさせていただきます。
新入生の皆さん、保護者の皆さん、ご入学おめでとうございます。
承:新入生に向け、しっかり勉強していくよう励まし、学校生活を通した成長を祈る。
これまでの人生を振り返ってみますと、私自身も中学生のときが一番体が変化した時期だと感じています。身長はどんどん伸びていくのに、着ている服や靴、そして、心は昨日までのままで、どこかアンバランスな毎日過ごしたことを憶えています。そんな状態の中、勉強や部活動が本格的に始まります。恋愛や進路への希望と悩みも出てきます。すべての出来事や時間がとても速いスピード感で変化し、どうするかを決める必要がある時期です。
このため、毎日の積み重ねの大事さを身をもって知った時期でもあります。勉学に部活にしっかりと励んでください。やり遂げた後には達成感が残ります。悔いのない中学三年間を送られますようお祈りしています。
転:教職員に対して、新入生へ教導を願い、在学生に対しても新入生への支援を願う。
中学生が抱える悩みの中で、学校生活に関することは、いつも近くにいる先生方や上級生たちが力になってくださいます。皆様、そのようなときには、どうか力を貸してあげてください。
ご来賓の皆様、地域の皆さま、ご多用のなか新入生の入学祝いにご臨席いただき、ありがとうございます。
皆様に守られているので、新一年生は三年の間に健やかに成長し、充実した中学校生活を送ることができそうです。
今後三年に渡る皆様の温かいご支援とお導きを、どうぞよろしくお願い申しあげます。
結:結びの言葉を述べ、年月日とPTA会長氏名を述べて締めくくる。
以上、PTAからのお祝いの言葉とさせていただきます。
本日はまことにおめでとうございます。
令和●年 四月●日▲小学校PTA会長 ■■■■
動画でまとめてみました。
〈中学校入学式,PTA会長祝辞挨拶,例文〉
中学校のPTA会長,保護者代表ならではの祝辞あいさつ文、着眼点と書き方ポイント
中学生への入学式挨拶ならではのポイント
中学生のなかには小学校通学以前にも保育園や幼稚園に通った生徒も多く、家庭以外の社会と交流した経験が6年間以上あります。学校教育法では、小学生は児童ですが、中学生と高校生は生徒となります。
自我も身体も急速に成長する時期なので、子どもとして扱うような表現は避けるべきです。
中学生の頃は心の発達と体の成長がアンバランスになりがちなので、このあたりの漠然とした感覚を解き、不安を払拭することができれば、 新入生にとってたいへん有用なスピーチになります。
中学校入学式に関する他のPTA会長祝辞,保護者代表挨拶の書き方や文例を参考にするときのポイント
居住地域の実情に適合する話か?
・小学校や中学校といえば、ほとんどが公立という市区町村も日本には多数あります。そのようなところの学区割としては、概ね小学校数校の卒業生が一つの中学校へ進学するパターンとなっています。また、国立小学校や私立の中高一貫校では、独特な雰囲気がある保護者挨拶や祝辞が通例となっている場合もあります。
・文例中に記された季節の挨拶表現が、御地の入学式時期に適合するものかどうかをチェック。
例えば、卒業式や入学式において、季節の挨拶で多用される「桜」に関する表現は、学校所在地の事情に合わせて柔軟に言い換えます。
・文例を書いた人が居住する地方独特の表現や方言などに注意。他の地方でそのまま使うと違和感がある言い回しや方言があり得ます。
例えば、その地元では良く知られている人物が発した有名なフレーズでも、他の場所では意味や価値が理解されないことがあります。
あいさつを聞く中学生の年齢層に合ったエピソードか?
例えば、生まれる前の震災や自然災害から得られたエピソードの価値は、学校所在地との遠近や被害の程度によって違います。
エピソードはリアリティが感じられるものを選んで使用します。
挨拶スピーチするPTA会長,保護者代表本人が感激した出来事か?
挨拶スピーチするPTA会長,保護者代表本人が良く理解していなかったり、あまり手応えを感じなかった話しをそのまま挨拶スピーチへ挿入すると、聞いている人へ曖昧な感触が伝わってしまいます。保護者代表本人が感激した出来事やエピソードのみ使いましょう。
「きちんと作りたいけど、他に時間をとられて手が回らない」という方も、「祝辞挨拶の下書きは一応出来たけど、どこかおかしい感じ」という方も、どの段階からでも保護者代表挨拶の添削や補筆、代筆し、原稿を完成へと結びつけます!
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